カテゴリー
パターのスペックについて パターの調整/カスタマイズ ブログ全投稿

パターヘッドの重量・バランスを考える 1/2

パターヘッドの重量は色々なものがあります。通常の34インチ前後の長さのパターにおいて軽い物は320g、重い物は380gくらいまであります。みなさんご存知の Scotty Cameron のパターは長さによってヘッド重量を変えています。33インチは360g、34インチは350g、35インチは340gに設定されています。

一般的に短いストロークでタップ式に打つ人は軽いヘッド重量・バランスで、長いゆったりとしたストロークをする人は重いヘッド重量・バランスが良いと言われています。これもストロークの種類に合わせるとその方がやりやすいということになるのだと思います。

やはり重いヘッド重量・バランスではタップ式でインパクトを作って打つにはヘッドのコントロールが難しくなります。逆にゆったり振ろうと思って軽いヘッド・バランスの物を使うとこれも軌道が安定しないということになります。ですのでゆったり振る大型マレットはヘッド重量が重い物が多いです。

最近はヘッドウェイトの交換で好きなヘッド重量に変えられるパターが増えてきました。ヘッド重量を変えたくなる(変える必要がある)状況は色々なタイミングでやってきます。どんな状況があるかというと…

1 長さを短くした
2 グリップを交換した
3 自分の打ち方に合わせたい

などがありますね。1の場合は長さを短くすると同じヘッド重量ではバランスがかなり軽くなってしまいます。ですので近いバランスを得るには、1インチの増減で10gの増減が必要になると言われています(根拠はありませんが…)。

2の場合は長さを変えなくてもグリップ重量が変わるとバランスが大きく変わります。ですのでグリップ交換の際は重量の確認が重要です。また重量が同じでも形状によってはバランスが軽くなったような感覚になることもあるので注意が必要です。

3はストロークの種類によって合うヘッドバランスが変わってくると思っています。タップ式でフォローをそれほど出さない打ち方であれば軽いバランスにしたいのでヘッド重量は軽めにした方が良いと思います。インパクトが無くストローク中にインパクトがあり、その際の加速がないタイプであれば重いバランスが良いので、ヘッド重量は重い方が良いと思います。

次回は32インチから35インチで、ヘッド重量の違いによってどのくらいバランスが変わるかを実験してみようと思います。

実験の条件
ヘッド:Scotty Cameron Select NEWPORT
グリップ:IOMIC Putter Grip(MIDSIZE) :約65g
シャフト:島田ゴルフ JSP70-120
長さ:32、33、34、35
ヘッド重量:約320g~400gまで10g刻み

これらの長さとヘッド重量の組み合わせてバランスがどう変わるかを検証しグラフ化します。お楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です