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ヘッド素材としての
アルミニウムの特徴

最近始まったことではありませんが、パターヘッドの素材としてアルミを使うメーカーは少なくありません。

アルミニウムの特徴はご存知の通り比重が軽いことが一番の特徴です。ですので鉄やステンレスで大型化できないヘッドを、アルミニウムを使うことで大型化しても重量が抑えられることになります。

重量を抑えられるのでパーツの組み合わせで重心位置を調整したりすることができます。

TRUECoG シリーズもそれを利用して重心位置を調整し、PING型なのにサイトライン上に重心があり低重心な易しいパターを実現しました。

Scotty Cameron もずいぶん前からパターヘッドを構成する部品の一部をアルミニウムにすることで大型ヘッドを作ってきました。

ある時期にはフェースインサートの素材としてアルミニウムを採用している時期もありました。

ただアルミニウムの難点は柔らかいということで、傷がつきやすいことです。

せっかくアルミニウムの色付けとして使えるアルマイト(アノダイズ)で綺麗な色を付けてもフェースとボールの間の砂を噛んでしまうと、すぐに色が剥げてしまったりします。

またヘッド同士がぶつかった時にも柔らかいので結構凹みます。

打面の素材として使うと素材の柔らかさがそのまま打感に影響して、かなり柔らかい打感になります。

これは本当に独特な打感と音なので、次に使うパターのフェース面の素材によってはかなり違和感を感じるほどになるような気がします。

最近は Scotty Cameron も同じようなヘッドで最初はアルミフェースだったものを303ステンレスに変えたりしていますね。

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