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ステンレス素材の種類(303、304、316、GSS)で何か変わるのか?

パターで使うステンレス素材って色々種類はありますが、よく耳にするのは 303 ステンレスですね。

304 ステンレスっていうのも聞いたことがあるかもしれません。

あまり聞いた事がないかもしれませんが 316 ステンレスという素材も使っているメーカーがあります。

ステンレスのこの3桁の数字はそのステンレスを構成する原料の含有量等によって名前が付けられているわけです。

それぞれ用途に応じて適した特性になるために作られたステンレスです。

よくある 303 は機械加工に適した切削性の良い(CNC 加工しやすい)素材として知られています。304 は鋳造に使われるステンレスで、切削には向いていません。

316 ステンレスは時計のケースなどに使われる素材でそれほど切削性が悪いわけではありませんが、303 よりは硬めの素材です。

時計以外には刃物などに使われるステンレスです。ちなみに TRUECoG のパターも素材を検討するときに 316素材で作ったこともありました。

少し弾く感じがする打感になった気がします(気がするだけです)。

で、高額パターで使われる German Stainless Steel(GSS) はどんな素材かというと、303 ステンレスです。もう少し詳しく言うとドイツの 303 ステンレスです。

なので構成する物質の大きなものは 303 ステンレスと同じで、いくつかの構成する物質の含有比が変わるだけなのでそれほど打感が変わるとは思えないんですよね…。

夢も希望もない話になってしまいましたが、素材の観点から見たらそういうことです。

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