ちょっとパターの調整をあまり理解していない人がいじったと思われるパターが持ち込まれました。
パターの調整はネック部分を曲げるのですが、このパターはホーゼル部分を動かしてしまっています。
ヘッド部分を固定して動かすはずの調整がネックを固定して傾きを変えてしまっているので、ヘッドを置くとフェースが右に向いてしまいます。
ネットで購入されたとのことで持ち込まれたのですが、こういうのがあるから現物を見ないで購入するのは怖い感じがします。
まずはネックの状態をよく確認して、ネックの立ち上がりをオリジナルの状態に近づけて、さらにネックを固定してつじつまが合うようにするという調整を施しました。
通常 PING型 のフェースアングルは 3-4度 オープンになるのが普通ですが、このパターはメモリを振り切る 8度 以上のオープンになってしまっていました。
今回はネック回りを元の状態にしてライ角69度、ロフト4度にして、島田ゴルフのシャフトのチップカットをして接着し直し、32インチで PING PP58 Blackout で仕上げました。